中検4級
中検4級公式認定基準・基礎データ(出題・解答方式・合格基準点)とその意義についてのまとめ。
目次
筆記・文法問題分析
67回から78回(2009年~2012年度分、並べ替え問題は2013年度分も含む)の筆記・文法問題を独自の基準で分類した。穴埋め問題は筆記[2]、並べ替え問題と語順問題は筆記[3]に当たる。なお、一問で複数の文法項目を問う問題もあるので、問題数と項目総数はイコールにはならない。
中検4級公式認定基準
中国語の基礎をマスター
- 平易な中国語を聞き、話すことができること。(学習時間120~200時間。一般大学の第二外国語における第一年度履修程度。)
- 単語の意味、漢字のピンイン(表音ローマ字)への表記がえ、ピンインの漢字への表記がえ、常用語500~1,000による中国語単文の日本語訳と日本語の中国語訳。
公式サイトより
級別寸評:4級
4級は中国語基礎レベルの習得度を測る試験である。
一般大学(非中国語専攻)の第二外国語における第一年度履修程度が基準となるため、中検4級資格を取得することで、第二外国語としての中国語の第一年度分の単位を付与される(要は試験を免除される)場合があるかもしれない。もちろんこれは各大学の規定によるので、この限りではない。ただ、もしそのような規定がなくても、大学の教務課なりに掛け合ってみれば、第一年度の第二外国語を免除してもらえるかもしれないので、相談してみても良いかもしれない。
社会的には、4級では資格としての価値はほとんどない。一方、学習の習得度を測る試験として見る場合、基礎レベルの習得度を問う4級はかなりの重要性を帯びてくる。
独学で学習している場合は、基礎項目の定着度を測るため4級試験を受けても良いだろう。もっとも、それだけが目的ならば、準4級と同様過去問題で済ませてしまっても良いのは確かであるが。
4級試験結果データ
※データ出典:中検公式サイト
- 出題・解答方式
- リスニング(選択式)/筆記(選択式・記述式):各100点
- 合格基準点
- リスニング/筆記:各60点
4級試験結果データチャート
4級試験結果データリスト
合格基準点 | 平均点(聴/筆) | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
第75回 | 60/60 | 59.8/66.3 | 8,655 | 7,478 | 3,480 | 46.5% |
第74回 | 60/60 | 68.7/64.0 | 9,319 | 7,515 | 4,098 | 54.5% |
第72回 | 60/60 | 66.3/66.7 | 7,505 | 6,421 | 3,654 | 56.9% |
第71回 | 60/60 | 68.8/63.8 | 4,753 | 4,077 | 2,272 | 55.7% |
第70回 | 60/60(55) | 61.8/55.9 | 5,350 | 4,507 | 1,918 | 42.6% |
第69回 | 60/60 | 59.1/62.2 | 5,491 | 4,806 | 2,037 | 42.4% |
第68回 | 60(55)/60(55) | 53.2/55.2 | 4,092 | 3,557 | 1,298 | 36.5% |
第67回 | 60/60 | 65.5/67.3 | 4,582 | 3,908 | 2,163 | 55.3% |
第66回 | 60/60 | 72.6/67.7 | 5,473 | 4,847 | 3,169 | 65.4% |
第65回 | 60/60 | 67.4/65.4 | 4,126 | 3,574 | 2,023 | 56.6% |
第64回 | 60/60 | 64.8/61.5 | 4,682 | 4,008 | 1,886 | 47.1% |
第63回 | 60/60 | 54.3/65.3 | 5,661 | 5,002 | 1,956 | 39.1% |
第62回 | 60/60 | 70.6/58.9 | 3,933 | 3,462 | 1,606 | 46.4% |
第61回 | 60/60 | 70.6/70.6 | 4,379 | 3,725 | 2,420 | 65.0% |
第60回 | 60/60 | 69.1/69.6 | 5,237 | 4,655 | 2,949 | 63.4% |
※ 合格基準点の( )の数字は、難易度調整のため当該回のみ適用された基準点。
模擬試験問題
筆記試験発音・文法模擬試験問題。
関連情報
- 受験料
- 3,650円