中検3級筆記試験文法問題分析

67回から93回(2009年~2017年度分)の筆記・文法問題を独自の基準で分類した。空欄補充(穴埋め)問題は筆記[2]、語順整序(並べ替え)問題と語順選択問題は筆記[3]に当たる。なお、一問で複数の文法項目を問う問題もあるので、問題数と項目総数はイコールにはならない。

目次

筆記:文法空欄補充(穴埋め)問題

空欄補充(穴埋め)問題グラフ

毎回10問出題されており,9年26回分計260問から集計している。基本的には1問で1つの文法項目を問う形態となっている。

最も多い出題問題パターンは構文を問う問題で,計72問と圧倒的多数を占める。これに補語が41問、副詞が31問、量詞が24問、介詞が22問と続く。

分析レポート
中検3級筆記試験文法空欄補充(穴埋め)問題分析

筆記:文法語順整序(並べ替え)問題

文法語順整序(並べ替え)問題グラフ

69~71回と74~93回における出題数は各5問であり,24回合計で145問から集計している。1問で複数の文法項目を問う問題もあり,分母の総計は281と出題総数の2倍近くになる。

出題数が多いパターンは補語と状語が51問、強調表現が17問と続く。

分析レポート
中検3級筆記試験文法並び替え問題分析

筆記:文法語順選択問題

文法語順選択問題グラフ

語順問題は毎回出題されるとは限らないが,性質は語順整序(並べ替え)問題に近く,出題される場合は語順整序(並べ替え)問題と各5問ずつ出題される。2009年から2017年の9年間では69回~71回と74~93回で出題され,ここでは計115問から集計している。1問で複数の文法項目を問う傾向が語順整序(並べ替え)問題より強く,分母の総計は230と出題総数の倍になる。

出題数が最も多いパターンは状語で,補語がこれに続く。この2パターンが半数近くを占める。

分析レポート
中検3級筆記試験文法語順選択問題分析
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Time:
2011-11-08 Last modified: 2018-11-22