中国語語彙の多寡は中国語力の高低に直結します。語彙力が低くても中国語の運用技術に長けていればある程度ごまかしは効きますが、それにも限度があります。
格闘技に例えて言うなら語彙力はウェイトのようなものでしょうか。ウェイトが同じぐらいでしたら技術の差が勝敗を決しますが、ミニマム級とヘビー級では技術云々の話にはなりません。
問題は単語を覚えることは容易ではないことです。単語を覚える作業は退屈極まりなく、挫折を誘引する主要な要因の一つとなっています。もっともこれが簡単だったら誰でも2、3ヶ国語使えるようになるでしょうが。
逆に言えば語彙の壁を越えてしまえばかなり楽になるということです。本項では中国語における効果的な単語学習法について考えていきたいと思います。