形容詞述語文

形容詞を述語として用い、人や物事の性質、状態や事物の変化を表す文を形容詞述語文という。「主語+形容詞(形容詞句)」の形になる。

肯定形

肯定形は基本的に“很”“非常”などの程度副詞で修飾しなければならない。

主語程度副詞形容詞和訳
高兴。わたしはうれしい。
个子非常高。背がとても高い。

程度副詞が“很”の場合は、「とても」という意味を持たず、軽く発声される。この“很”は程度副詞を付けなければいけないという制約を回避するための飾りと理解すれば良い。なお、“很”に本来の「とても」という意味を持たせる場合は、“很”にアクセントつけて強く発音する。

漂亮。hen piàoliang.彼女は美しい。
漂亮。hěn piàoliang.彼女はとても美しい。

程度副詞を付けない場合、文は比較対照のニュアンスを帯びる。

男が多くて女は少ない。
小李聪明李さんは(他の人よりも)賢い。
北京北京は(その他の都市と比べ)良い。

否定形

否定副詞“不”を形容詞の前におく。否定形では程度副詞を付ける必要はない。

主語形容詞和訳
高兴。彼は不機嫌だ。
今天热。今日は暑くない。

“很”と連用することで、部分否定と全部否定を表現することができる。

部分否定

部分否定は「主語+“不”+“很”+形容詞」の語順になる。「それほど~ではない」の意味になる。

主語形容詞和訳
漂亮。彼女はあまり美しくない。

全部否定

全部否定は「主語+“很”+“不”+形容詞」の語順になる。「まったく~ではない」の意味になる。

主語形容詞和訳
漂亮。彼女はまったく美しくない。

疑問形

疑問形は諾否疑問文反復疑問文を形成する。疑問形でも程度副詞を付ける必要はない。

諾否疑問文

「主語+形容詞+“吗”」の形をとる。

主語形容詞和訳
吗?彼で大丈夫か。
幸福吗?あなたは幸せですか。

反復疑問文

「主語+形容詞+“不”+形容詞」の形をとる。

主語形容詞形容詞和訳
行?彼で大丈夫か。
幸福幸福?あなたは幸せですか。

参考:疑問詞“怎么样”

疑問詞“怎么样”は性質や状態を問うことができる。

怎么样彼はどうですか。
你觉得中国怎么样君は中国のことをどう思うか。
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Time:
2013-12-05 Last modified: 2015-01-03