「ごく」「きわめて」「とても」の意で,程度が極めて高いことを表す副詞には“极”“极其”“极为”などがある。
一覧
副詞 | 例文 |
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极 |
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极其 |
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极为 |
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修飾対象
形容詞・動詞・一部の助動詞を修飾する。
副詞 | 例文 |
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形容詞 |
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動詞 |
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助動詞 |
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程度
“极”“极其”“极为”が表すところの程度は,多くの場合“最”に代表される最高程度を表す副詞に等しい。“最”は他と比較して最も程度が高いことを表すことが多いのに対し,“极”は程度が極度に達していることを表す。
副詞 | 例文 |
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极 |
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最 |
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极
“极”は口語書面語を問わず用いる。また,“极”が修飾する被修飾語の音節数に制限はない。
被修飾語 | 例文 |
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単音節 |
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2音節 |
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极不
“极不…”の形で“不”に続く形容詞・動詞は積極的な意味の2音節語か,あるいは“好”“稳”など,少数の単音節形容詞に限られる。
被修飾語 | 例文 |
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単音節 |
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2音節 |
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“极其”“极为”
“极其”と“极为”は書面語に用いる。多音節語の前にのみ用い,単音節語を修飾することはできない。また,“极为”は“极其”よりも語調が重々しい。
- 这项工程极其复杂。
- このプロジェクトは極めて複雑だ。
- Zhè xiàng gōngchéng jíqí fùzá.
- 情况极为严峻。
- 状況は極めて緊迫している。
- Qíngkuàng jíwéi yánjùn.