動詞、形容詞、数量詞は重ねて用いられることがあり,その文は一定のニュアンスを帯びる。
動詞
動詞の重ね型は,動作の時間や回数が少量であることを表す。1音節動詞AはAAに,2音節動詞ABはABABになる。詳細は動詞の重ね型の項目を参照。
看看 | ちょっと見る |
商量商量 | ちょっと相談する |
形容詞
形容詞が重ね型になると,「ほんとうに」「たしかに」「たいそう」といった強調や具体的な状況・状態を生き生きと描写する語感を帯びる。1音節形容詞AはAAに,2音節形容詞ABは複数のパターンが存在する。詳細は形容詞の重ね型の項目を参照。
黑黑 | 真っ黒 |
辛辛苦苦 | たいそう苦労している |
雪亮雪亮 | ピカピカに輝いている |
動詞用法と形容詞用法
語彙によっては動詞と形容詞のいずれの用法も有するものがあるが,動詞用法の場合は動詞の重ね型のルールに従い,形容詞用法の場合は形容詞の重ね型のルールに従う。
動詞用法 | 春节的时候大家聚在一起热闹热闹。 | 春節はみんなで集まって楽しくやりましょう。 |
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形容詞用法 | 热热闹闹地过春节。 | にぎやかに春節を過ごす。 |
量詞の重ね型
量詞を重ねて用いることで,例外がないことを表すことができる。詳細は量詞の重ね型の項目を参照。
顿顿吃撑 | 毎食腹一杯まで食べる |
数量詞の重ね型
数量詞の数詞が“一”の場合,数量詞を重ねて名詞を修飾することができる。事物が多数であることを具体的に表現したり,「次々に/しだいに」の意味を表す。詳細は数量詞の重ね型の項目を参照。
一张一张的单子 | 何枚もの請求書 |