コンテンツ・機能情報
※コンテンツ一覧は「中国語電子辞書比較表」を参照のこと。
解説
ここに注目!①……「WIFI接続」
電子辞書から直接インターネットに接続できる。コンテンツ未収録のものもインターネットで調べることができるようになった。
ここに注目!②……「アンドロイドOS」
電子辞書のOSとしてアンドロイドが採用されている。サポート外だが、アンドロイド対応のアプリをインストールすることも可能。
ここに注目!③……「PASORAMA+」
PCに繋ぐことで、PCから直接電子辞書を参照することができる。
総括
セイコーインスツルとしては本当に久しぶりの中国語モデルである。もっとも、中国語モデルとはいうものの、コンテンツの大部分は英語コンテンツなのだが。これも今流行りの共通プラットフォーム型の設計によるものだ。
業界初として『KERNERMAN 中中日辞典』が収録されているが、収録語彙数は12000と小型辞書レベルである。これで一応中中に対応することとなったが、中英英中辞書は収録していない。その他のコンテンツもわずかに新語、会話が一つずつと、まるで5年前の電子辞書を見ているようである。
もっとも、デイファイラーの売りは収録コンテンツではない。それはOSにアンドロイドを採用したことで、インターネット接続を実現し、またアンドロイド対応アプリを電子辞書上で使えるところにあるのだ。
インターネット接続可となったことで、ネット上の無限に近いコンテンツを参照できるようになった。信頼性では収録コンテンツに及ばないかもしれないが、ちょっとした調べ物ならばネットで十分であることを考えると、電子辞書にとってこの一歩は偉大な第一歩となるであろう。
また、OSはアンドロイドを採用しており、アンドロイド対応アプリが使えたりするなど、見方を変えれば電子辞書機能が充実したキーボード付タブレットと考えることもできる。アンドロイドアプリはサポート外なのである程度PCに精通した人でなければ敷居が高いかもしれないが、それなりのスキルがある人ならばその可能性は無限大に広がる。
一方でアンドロイド特有の欠点もそのまま継承していることになる。セキュリティやアプリによる反応速度の低下など、従来のクローズドタイプの電子辞書では考慮する必要のなかった問題に悩まされることになるかもしれない。
購入のヒント
電子辞書は語学への初期投資のなかで、比較的大きな割合を占める投資項目となる。となれば、少しでも安く買いたいと思うのが人情というもの。次のページで中国語電子辞書を安く買うための手引きを公開しているので参照されたし。
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