コンテンツ・機能情報
※コンテンツ一覧は「中国語電子辞書比較表」を、標準機種・上位機種及び前モデルとの差分については「カシオ エクスワード 歴代中国語モデルまとめ」を参照のこと。
ポイント
ここに注目!①……「中日大辞典 第三版」
日本最大の中国語辞典である愛知大学の『中日大辞典』の最新版(第三版)を収録しているのはエクスワードのみ。
ここに注目!②……「NHKコンテンツ収録」
初学者向けのコンテンツとして『NHKラジオ まいにち中国語』を1年分(2012年4月~2013年3月放送分)収録している。安定したクオリティを持つNHKコンテンツを収録しているのはエクスワードのみ。
ここに注目!③……「大型中中・中英・英中辞典収録」
大型中中辞典として『現代漢語大詞典』を、大型中英英中辞書として『漢英大辞典』と『英漢大詞典』収録している。大型中中・中英・英中辞典を収録しているのはエクスワードのみ。
ここに注目!④……「方言コンテンツ」
『はじめての上海語』『はじめての台湾語』『はじめての広東語』を収録。方言コンテンツを収録しているのはエクスワードのみ。
ここに注目!⑤……「読み上げ機能」
単語・熟語・例文を合成音声で読み上げる。オリジナルで音声が収録されていないコンテンツでも発声させることができる。音声速度の切り替えが可能。
解説
毎年新モデルをリリースするカシオ。これまでは毎年中国語コンテンツを一つ新規追加してきたが、今年は中国語コンテンツの新規追加は見送られたようだ。
電子辞書ではトップメーカーであるカシオだが、こと中国語ではキヤノンが常に一歩、というか数歩先を行く時代が続いてきた。ところが、2011年のZシリーズでコケて以降、キヤノンは小型の電子辞書に主軸を移してしまったようで、事実上重コンテンツ型の外国語電子辞書を放棄している状態にある。
残るはシャープだが、コンテンツ的には未だ中中辞典すら収録しておらず、学習用としてはかなり厳しい。ビジネスユーザー向けというスタンスで開発されているので致し方ないのだが。
スマホの普及に従い、ライトユーザーがスマホへ流れ、電子辞書市場自体が下降線を辿りつつある。小型電子辞書はスマホとの競争が激しくなっていくもとの思われるのが、最終的にはデジカメのように、専門性の高い分野に特化する形で棲み分けを図っていくものと思われる。
その時に学習用の中国語電子辞書を作っているのがカシオ一社というのはよろしくない。今年のモデルで中国語コンテンツの新規追加が見送られてしまったように、競争がなくなると進歩の歩みが止まってしまうのだ。
購入のヒント
電子辞書は語学への初期投資のなかで、比較的大きな割合を占める投資項目となる。それを少しでも抑えるために、次のページで購入の手引きとしてまとめている。
体験談募集中
メールにてお願いします。コメント欄への直接投稿は最新モデルのみ可能です。