もともと中国語の入門初級テキストは会話重視の作りになっていますので、普通に勉強しているだけでも、リスニングについてはそこそこやっているものです。
一方で文法は学校英語の文法漬けによって文法アレルギーを患ったか、或いは「ネイティブは文法をやらない」という某英会話スクールの宣伝文句に影響されたかわかりませんが、妙に文法を避けている人もちらほらといます。
そんな人たちを見ていると、正直「本当にもったいないなぁ」と思います。5歳から中国語を始める、とかいう場合なら話は別ですが。
文法は私たち大人の語学にとってはなくてはならないものです。成人の強みはなんと言ってもその論理的思考力。文法は言葉を論理的に説明し、理論的に理解させてくれる、正に大人の語学のための学習ツールなんです。
文法の利点については中国語学習法の中国語文法の項で詳述していますので詳しくはそちらを参照していただくとして、ここでは入門後の文法テキストを紹介しましょう。
入門後レベル相当向けの文法テキストには次のようなものがあります。入門文法では物足りない、一歩先を行きたい学習者の文法書です。
もし文法学習が苦にならないのなら、この機会に一気に文法を掘り下げて、知識レベルでの文法を完成させてしまってもいいでしょう。
初級修了後レベル、中級レベル向けの文法学習書・テキストには次のようなものがあります。
文法を完成させたら次は語法と表現法。中級レベルで中だるみしたときに特効薬になる......かもしれない目からウロコ系の書籍群です。