そもそも「入門」「初級」という概念はかなり曖昧で、入門テキストの中には初級に深く食い込む内容を持つものも少なくないので、人気の高い「会話」という別の切り口から編纂しないとなかなか売れないのでしょう。
そんな訳で、入門修了後のテキストとして、文法などの項目もカバーしている総合型の会話テキストを使用するのも一つの手段です。
会話フレーズ集
会話テキストと言えば豊富なのが会話フレーズ集。フレーズの暗記は即効性があるので、旅行や出張など急を要する場合は、会話フレーズ集で暗記してしまった方が早いです。
しかしながら、フレーズの暗記は学習としては発展性に乏しいので、メインの学習法としてはおすすめしません。本格的に中国語を学ぶ場合はあくまで時間が許す限りの副教材としてフレーズ集を使用してください。
テーマはいろいろ分かれていますので、興味のあるものを選べばいいでしょう。
会話フレーズ集の中にはテキストではなかなか学べない成人向け?の会話集も出版されています。お好きな殿方様必須アイテム......でしょうか(笑)
中国語会話通信教材
市販の会話テキストの他に、会話に特化した通信教材も存在しています。その代表的な存在が『ピンズラー中国語』です。
パターンプラクティス的な手法を取り入れた教材で、地道に練習すれば確実に会話能力を高めることができますが、カリキュラム構成において発音が後回しになっているなど、中国語学習のセオリーを無視しているところがあるので、コレ一つで......と考えない方がいいでしょう。
基礎が一通りできた後、会話力を早期に高める必要がある場合はこの教材をおすすめします。
ピンズラー中国語の詳細については上記リンクをご参照ください。急ぎの理由がない場合は先にリスニングを行う方がいいでしょう。