実はこれは簡単なことで、基本的に失敗するパターンをひっくり返せばそのまま成功するパターンとなるのですが、だから......というのもちょっと手抜きが過ぎるような気がするので、本項では中国留学で成功する人のパターンを分類してみたいと思います。
中国留学で成功するパターン
前項で中国留学で失敗するパターン(学習法の問題を除く)として次の6つに分類しました。
- 1.高卒直行
- 2.潔癖症
- 3.食事が合わない
- 4.中国が嫌い
- 5.内向的
- 6.生真面目
基本的にはこれをひっくり返せば成功するパターンとなります。まずはひっくり返してみましょう。
- 1.大学生・社会人
- 2.非潔癖症
- 3.中華好き
- 4.中国好き
- 5.外向的
- 6.いい加減→寛容
ちょっとわかりづらいところもありますね。以下に順次見ていきましょう。
1.大学生・社会人
高卒直行組は大学受験に失敗して「浪人させるよりは」と親に送り込まれてくるケースが大多数で、本人が明確な留学目的意識を持っていない場合がほとんどであるため、寛容な?留学環境の中で堕落してしまう事例が多々見られます。
要は高卒直行がダメなのは本人に目的意識がないところにあるわけです。一方で大学生・社会人の場合は自分の意思で留学を選択しているので、個人差こそあれ高い目的意識を持っている方がほとんどです。
特に社会人の場合は仕事を辞めて中国に来る場合も多く、それこそ背水の陣を敷いている訳ですから、その目的意識の高さは相当なものです。
目的意識は学習意欲・学習態度にそのまま反映されますので、このパターンの方は成功する確率が断然高くなります。
2.非潔癖症
これはわかりやすいですね。中国の衛生状況は以前に比べれば格段に改善されていますが、日本と比べたらまだまだ......というレベルにあるのが現実です。
多少汚くても気にならないという性格はやはり重要です。
3.中華好き
中華好きにとってはおいしくて安い中華料理を堪能できるのは、日々の学習ストレスの解消という点から考えても大きな意味があります。
一日三食+α、好きなだけ食べてください。留学太りする女性も多いですよ(笑)。
4.中国好き
中国を楽しめるかどうか......この点は学習モチベーションの維持に大きな役割を果たします。
ただ、これは中国に来てから嫌な目に遭って中国嫌いになってしまうという可能性も十分にありますので、中国好きだから絶対に......というわけにも行きませんが。
5.外向的
中国留学のメリットは中国語を話す機会が多いところにあるので、外向的な性格の方は大量の中国語会話練習を行うことができます。
中国留学のメリットを最大限に活かすことができるのは大きいですね。
6.いい加減→寛容
生真面目をひっくり返すと「いい加減」になりますが、これはちょっと的外れですね。
実際には他人(中国人)のいい加減さを許容できる、寛容な精神を持ち合わせているかどうか、ここにかかってきます。
もちろん寛容な精神を持ち合わせていれば中国留学に成功する、という訳ではなく、ただ単にストレスがたまりにくいだけのことでしかないのですが。
なお、他人にも寛容だけど自分にも寛容、という方は、管理の厳しくない中国留学環境ではだらけてしまう可能性もあり、逆に中国留学で失敗するタイプに分類した方がよいのかもしれません。
以上、簡単ではありますが、失敗するパターンをひっくり返すところから成功するパターンについて考えてみました。
ただ、成功するパターンについてはやはり「目的意識の有無」が最重要で、その他の項目はおまけでしかないような気もします。