コンテンツ・機能情報
※コンテンツ一覧は「中国語電子辞書比較表」を、標準機種・上位機種及び前モデルとの差分については「カシオ エクスワード 歴代中国語モデルまとめ」を参照のこと。
解説
ここに注目!①……「大型中中辞典・中英英中辞書収録」
前作より採用された大型中中辞典『現代漢語大詞典』及び中英英中辞書を引き続き収録している。大型中中・中英英中辞典を収録しているのはエクスワードのみ。
ここに注目!②……「文法コンテンツ追加」
ライバルのキヤノンワードタンクに追従して文法コンテンツが収録された。
ここに注目!③……「多様な中国語コンテンツ」
前作に引き続き語彙、旅行会話、方言会話コンテンツが充実している。
ここに注目!④……「中国語検索機能・発声機能」
手書き入力をはじめとする強力な検索機能と、中国語音声発声機能を搭載している。
総括
コンテンツ的に注目なのが文法コンテンツ『文法中心 ゼロから始める中国語』の追加。ライバルのキヤノンワードタンクに遅れること2年、ようやくのお目見えである。
ただし、キヤノンワードタンクが収録している文法コンテンツが文法辞書であるのに対して、エクスワードに追加されたのは初心者向けの文法学習書であるところに留意する必要がある。どちらが有用であるのかはユーザー次第であろう。
この他英中辞典の『漢英大辞典』が第三版に更新され、収録語彙数が2万語増えている。『日中英固有名詞辞典』は3000語増加し、11万語となった。
愛知大学の『中日大辞典』の第三版が昨年の春にリリースされているが、2011年版エクスワードでは更新されなかったのが少し残念ではある。もっとも、『中日大辞典』が発行開始から1年に満たないことを考えると、無理もないのであろう。
コンテンツ面では文法コンテンツの空白を埋めたところは評価できる。ただし、発売から2年になるキヤノンワードタンクV923を超えたとは言いがたく、発音関連機能もまだ水を開けられたまま。電子辞書市場No.1を称するカシオへの期待に答えられているのかは疑問が残るところである。
なお、前作同様に収録語彙数はキヤノンワードタンクを凌駕しており、プロフェッショナル需要としてはNo.1のモデルであることには変わりはない。
購入のヒント
電子辞書は語学への初期投資のなかで、比較的大きな割合を占める投資項目となる。となれば、少しでも安く買いたいと思うのが人情というもの。次のページで中国語電子辞書を安く買うための手引きを公開しているので参照されたし。
体験談募集中
メールにてお願いします。コメント欄への直接投稿は最新モデルのみ可能です。